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ブログ

LGBTをもっと知ると…

2019-03-03
雛祭りは女の子のお祝い
この事に違和感なく育った私。
しかし、女の子はお人形で祝い、男の子は兜で祝うこの伝統に違和感を感じる人もいるということ。
 
先日、LGBTと人権をテーマに古野先生のお話を伺い
性別に関する視野がとても広がりました。
そのキーワードが、SOGIESC(ソジースク)
という多次元的な性別の捉え方。
SO:恋愛対象(性的指向) ※嗜好ではなく指向
G I:心の中の性別(自認)
E  :性の表現(しぐさ、言葉づかい)
SC:生まれ持った外見的な性別
それぞれの要素にグラデーションがあり
この4要素をかけ合わせると
まさに多様な性が存在することがわかる。
つまり
女の子として生まれたけど
心は男の子
表現は男の子っぽい
恋愛対象は特にない
だからL(レズビアン)とは限らないということ。
だから性同一性障害とは限らないということ。
(性転換手術のために病院で診断しない限り病名はつかない)
男の子として生まれたけど
心は女の子
表現も女の子
だけど恋愛対象は女の子
だからT(トランス)とは限らない
LGBTの4つのマイノリティを分類するのではなく
自分もソジースクのどこかに存在するという点で
何が正常とか異常とかではなく
十人十色の性があるという認識が大事なのです。
幼い子どもたちが
雛祭りや制服を着る新入学時にぶつかる性の壁
誰にも相談できない悩みとなり
最悪は命を絶つ決断となってしまわぬように
オトナが正しい認識で向き合うことで
安心して悩める環境をつくることを進めていきたいと思いました。
まずは知ること「LGBT から SOGIESCへ」
わたしもまだまだ深めていきます。